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食欲の秋、年末年始、薄着の季節、本格的夏の到来と、季節の節目ごとに話題になる頻度がグッと増えるダイエット。だけど、聞こえてくるのは、ダイエットをしたい・しないといけないなど、願望と決意ばかり。少数派ともいえるダイエット成功者に話を聞いてみると……。
■他人からの一言がダイエットのきっかけ
「それを糖質中毒と言うんですよ」、と糖質オフダイエットを推奨する順天堂大学大学院医学研究科の白澤卓二教授に言われたことがきっかけでダイエットを始めたリカさん(33歳・出版関係)。

「白澤教授の取材終了後、器材を片付けながら『疲れたときはつい甘い物に手がでてしまいます』と言ったときに返ってきた言葉です」。さらに「甘い物が欲しくなるのは喫煙者の一服と同じ。気分転換のためにと言いますが、体にはプラスになりません」と教授に言われたことが、生活リズムが変化して1年で12キロ太ったリカさんの胸にささったのだという。

まず1週間、一切糖質を食べない食事を実践して5キロ減。これで自信をもち、その後、糖質オフのレベルを下げて、1カ月で10キロ減量した。今は、夜だけ糖質オフにし太る前の体重を維持。「甘いものが食べられないつらさも、最初の減量スピードの驚きでクリア。目に見えて変化する体重・体型が続けるモチベーションだったかもしれません」

「そんなに太ってたっけ」。当時の彼の言葉が悔しくて、こんにゃくダイエットで6キロの減量に成功したチヅルさん(37歳・サービス業)。

それから2年、今でも体重を維持できているのは、毎日体重を測るからだという。「1キロ太るのは簡単。でも毎日測っていると、体重増加の原因、主に食べ過ぎですけど、が予想できるので、すぐ元に戻そうと頑張れるんです」

■健康診断を機に始める人も…
マユミさん(37歳・メーカー)は、健康診断で担当医に「もう少しやせたらいいのにね」と言われたのが引き金となった。翌年、同じことを言われたくないと健康診断の3カ月前から食事を控え、脂肪燃焼系のドリンクを飲むなどのダイエットをスタート。5キロの減量を成功させて健康診断に臨んだが、2カ月後にはリバウンドで元にもどってしまった。

ここまではよく聞く話だが、これを5年も繰り返しているという! どうしてなのか聞くと、「食べることが大好きで、我慢できないんです」との答え。
それでも毎年5キロ痩せているのにと思うのだが、無理は禁物ということなのだろう。

同じく健康診断がきっかけのユウコさん(42歳・メーカー)の場合。
ユウコさんは、健康診断でお腹周りの数値がメタボを超えていたため、会社が提携するタニタの個人指導を受けた。「私の食生活から、1日5000歩、夜9時以降は炭水化物を食べないこと、ごはんを今より一口減らすことというアドバイスされました」

その日から毎日体重を測り、歩数を記録して1カ月ごとにタニタに報告。半年後に“良好”の判定を受けたという。

「体重は1キロ減っただけですが、友人たちから『痩せたね』と言われるように、見た目はすっきりしました。アドバイスされた3項目は今でも続けていますし、ときどき体重も測って維持しています」

そういえば、筆者の知人は「ナグモ式ダイエットを始めたんだけど、3週間で3キロ減って、その先がなかなかね」と苦戦を強いられ、合わせ技として漢方薬を考えているようだ。
情報と手段が尽きないダイエット。自分に合う方法とモチベーションを保つ動機に出合えたら成功間違いなしかも!?(オフィスエムツー/オオノマキ)

ピーチーの記事です。